葬儀業の相続診断士の活かし方(エンディングノートの活用)

葬儀業と相続?なんか関係ありそうで関係ない業種のように思いますか?

いやいや、大有りなのです。
相続は人がお亡くなりになることによって発生し、
葬儀業もそれに伴って発生するのですが、
最近では、葬儀屋も亡くなる前からのお付き合いというのを増やそうと、
色々と知恵を絞っています。

互助会というシステムがだんだんと一般的でなくなってきている昨今、
逆に、生前からどのようにお付き合いするかが経営のカギですから。

「終活」という言葉が、流行ってくれたおかげで、
最近は亡くなってからというよりも、その前からご連絡をいただくことが多くなりました。
特に多いのは、高齢となった方々です。
そう、葬儀の場合には、「遺影」として飾られる方たちなのです。

要件は、ずばり、「自分のお葬式の段取り」について。
この方々たちには、様々な事情があるのですが、
天涯孤独で身寄りがいない一人暮らしの方や、
自分の満足にいくお葬式にしたい、
または誰にも負担をかけたく無い、などの要望の方が多いのです。
ということで、事前にお葬式の段取りということで、
うかがうのですが、大抵はそれだけでは済まないことになります。

問題は、多かれ少なかれ多少の財産のことなどです。

天涯孤独の方であれば、
死んだ場合にはどのようなことをしたらよいのか?
息子たちは、仲が悪いので、わずかでも財産争いするんじゃないか?
といった心配事までお聞きすることになるのです。

人それぞれ抱えるものは違いますが、
これも葬儀業という宿命、多少なりとも相続には関連してくるのです。
もちろん、依頼者本人様のご意思で、希望どおりの葬儀を行われるのですから、
葬儀を執り行う人たちの相続された義務ともいえますし。

実は、そういったこともあって、葬儀屋ですが、相続診断士としても活動しています。

葬儀業も決して良い環境にはありません。
件数は増えてはいますが、直葬や家族葬といった簡略化した葬儀を上げる方が増えてきております。
そのため、件数は増えても単価自体は縮小傾向にあるのです。
ましてや、関連の仏壇や仏具なども、宗教の観念が希薄になりつつありますので、
こちらも見込めないのです。

そのため、葬儀業という切り口から、
相続全般に関わることで業容を広げて会社を維持していく方向に切り替えたのです。
葬儀からご依頼者様のお亡くなりになった後のプランを立てさせていただくということ、
ただし、天国への道筋は私たちではご用意できませんので、
現世で残された親族様や遺産のプランです。
エンディングノート(相続診断士協会では「笑顔相続ノート」と呼んでいます)を
事前に皆さんに書いていただくことで、葬儀もスムーズに執り行われ、
また、相続の揉め事もなく、家族が良い関係のままでいられると大好評なんですね。

こうして、相続診断士として活動することにより、
現状会社の業績は若干のプラスとなってきました。

相続全般に関わることになって、これまで相続に関連していたが、別々に行動していた、
異業社との連携が必要となり、その結果、チームで仕事を回しあうようになりました。
このことから、件数も増えていますし、若干相続絡みのところの収益も上がってきました。

そういう意味で、相続診断士となるための勉強をすることで、
葬儀業を中心とした新しい業態へと変化できたことは、非常によかったと思っています。

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