相続診断士って胡散臭い?詐欺?

 相続診断士は胡散臭いのではないか?詐欺ではないか?という声が時々聞かれます。
 なぜそのような声が聞かれるのでしょうか。それは、相続診断士の資格の目的と、一般的な相続相談のイメージにギャップがあるからではないでしょうか。

スタートしたばかりの資格

 理由として上げられるのは、まずこの相続診断士という資格が比較的新しいという事が考えられるでしょう。
 相続診断士を運営している一般社団法人相続診断協会は、平成23年12月に弁護士、税理士、司法書士により設立されました。それから約2年半後の平成26年4月時点で相続診断士の総数1万1,000人を超えています。
 このような、急成長している資格には人々は胡散臭さを感じるかもしれません。
 しかしこれだけ多くの資格取得者が現れるという事は、それだけ世の中に求められているのだと言う事もできます。

資格の目的がはっきりしない

 相続診断士に疑問を感じる人の中には、税理士でない人が相続診断士資格で税務相談したら違法なのではないかという疑問をもつ様です。
 確かに資格保有者に多いのは、生命保険営業、不動産営業、葬儀業界の方々で、全ての方が税理士ではありません。
 もちろん相続診断士は、資格取得後にコンプライアンス研修を受け、コンプライアンスの徹底を求められます。弁護士法、税理士法、司法書士法、行政書士法に抵触するような活動を相続診断士は行う事ができません。

それでは、相続診断士が行う業務は何なのでしょう。

 協会の代表理事である小川実氏によると、相続診断士は「笑顔相続の道先案内に」だと言う事です。相続診断士は気軽に相続のお話を聞いて、必要であれば弁護士・税理士・司法書士・行政書士などにつなぐのが仕事なのです。

相続に関しての気軽な相談をできる人がいない

 実際に相続診断士になった人の声で多いのが「こんなに相続に関して悩んでいる人は多いのか」というものです。
 診断士になると、診断士の証である認定証カードが発行されます。また、多くの人は名刺に相続診断士である事を明記する様です。すると「実は相続に関して悩んでいるのだけど・・・」とか、「ちょっと聞きたい事があるのだけど・・・」という話がどんどん舞い込んでくる様です。

 相続というのは、「人の死」と「お金」という話題にしにくい話が2つも入ります。
 そもそも、まだ相続税等が発生していない段階で、誰に相談していいのかも分かりません。
 しかし近年、遺産分割の訴訟も増えている事もあり、まだ相続が現実になっていない段階から準備しておく事が大切です。その準備のきっかけになっているのが、相続診断士だと言えそうです。

相続診断士の合格率が高い本当の理由

 相続診断士の合格率は90%以上と、ほとんどの人が取得できるから胡散臭いという声もあります。
 確かに税理士や弁護士などの資格に比べると、誰でもとれるから意味のない資格であるという考えもあるでしょう。
 しかし、前述の様に、相続診断士の資格の目的は、「現実に相続で困る前の段階で、気軽に相談にのる事ができる資格」です。
 したがって、弁護士や税理士の様に、難しい法律を全てマスターしなくとも、相続に関して起こりうる問題を広く理解し、その先の士業の方の紹介まで適切にアドバイスできるのであれば、資格としては意味があるのです。

 まとめると、相続診断士の目的は、世の中の相続に関して気になっている人々に、第一段階に気軽に相談できる人である事をさりげなく教えてあげる資格です。その考え方がまだまだ世の中に根付いていないのが、胡散臭いと思われる原因なのかもしれません。
 しかし、まだ税理士などに相談する前の段階の人々に気軽に相談してもらうことにより、これから起こるかもしれない相続問題を、未然に防ぐ事ができるのは、気軽に相談できる相続診
断士にしか、できないのかもしれません。

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